
海洋深層水は、地球の両極の海域で生まれ、北太平洋を廻り日本近海まで運ばれてくるといわれています。この深海の流れが陸棚にあたり、海面近くに上昇する「湧昇流」に乗って深層水が運ばれて来ます。光の届かない深海の海洋深層水は,無機栄養に富み、温度変化が少ないなど様々な特徴を持っています。

海洋汚染の少ない深海で地球規模の時間を経過した海洋深層水は、生命活動に欠かせない無機栄養塩が多く含まれ(富栄養性)、陸水や大気からの科学物質の汚染にさらされる機会が極めて少なく(清浄性)、周年に渡り温度の変化が少ない(低温安定)海洋深層水。様々な有効活用研究が進んでおります。

海洋深層水には、「低温安定性」「豊栄養性」「清浄性」「熟成性」「ミネラル特性」などの特性を持っており、海洋深層水を活用した「水産利用」「食品利用」「医薬医療利用」「エネルギー利用」など、非常に幅広い分野の有効活用の研究と開発・実用化が進められており、その可能性に大きく注目がされている。

海洋深層水には必須微量元素や各種ミネラルがバランス良く含まれていることや、海洋深層水は科学物質の汚染にさらされる機会が極めて少ない海水であることからも、多様な商品開発が進んでいる。各地の取水地ではミネラルウォーターを始め、地域の特性を活かした様々な商品開発や海水利用事業などが進んでいる。

海洋深層水の医療分野での利用例では、従来から海水浴がアトピー性皮膚炎に改善効果があると言われいることから研究が進み、また、海洋深層水は沿岸の海水に比べ格段にきれいなことから、その効果も期待され、各地に「海洋療法(タラソテラピー)交流施設」が開発されて、国民の健康志向や余暇志向などに応えている。
*本ページに掲載している画像や記事は高知県海洋深層水推進室掲載資料を参考に活用しています。